筑紫万葉のふるさとを散策 福岡県 太宰府市

よかとこ見つけた♪

筑紫万葉のふるさとを散策 福岡県 太宰府市

かつて大和朝廷が九州を統括する行政機関として置いた「大宰府」といえば、学問の神・菅原道真公を祀る太宰府天満宮が思い浮かびますが、最近では新元号・令和の典拠となった「梅花の宴」が催された地としても注目されています。今も万葉時代の名残が色濃い史跡の町太宰府を楽しんでください。

問:太宰府市 観光経済部 観光推進課 ☎:092-921-2121

天神さまのお使いで、幸運を呼ぶ神鳥「うそ」の姿を模した民芸品「木うそ」。

令和由来の地を歩く

梅花の宴を記した「万葉集」梅花の歌32首の序文。この宴の主催者は大宰府の長官として赴任していた大伴旅人で、邸宅に官人たちを招いて開催しました。大伴旅人邸があった場所とも伝わる※坂本八幡宮は、御朱印を求める人で賑わっています。また、市内には万葉歌碑が40基以上あり、その中で大伴旅人が詠んだ歌は12基あります。※諸説あります
平城京、平安京に次ぐ面積で万葉集に「遠の朝廷」と詠まれた大宰府政庁跡には礎石が残り回廊跡などが整備され、往時を偲ばせる公園となっています。

坂本八幡宮
大宰府政庁跡
万葉歌碑

時を超えた社寺を巡る

太宰府天満宮は菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本宮。本殿の下に道真公の墓があります。11月には菊を愛でられた天神さま(道真公)にちなんだ「菊花展」が開催されます。
大宰府の鬼門除けとして建立された竈門神社は縁結びの神さまとして親しまれています。秋の境内は紅葉の錦で染まり、ライトアップも行われます。
観世音寺は「源氏物語」にも登場する古刹で、古くは九州の寺院の中心的存在。重要文化財の仏像や国宝である日本最古と言われる梵鐘は必見です。

太宰府天満宮

立ち寄りスポット

大宰府展示館
大宰府史跡の発掘で出土した遺構や遺物を保存公開。ジオラマなどで政庁や梅花の宴などを再現している。
住/太宰府市観世音寺4-6-1
TEL/092-922-7811
営/9:00~16:30
休/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始

太宰府グルメ

梅ケ枝餅
もち米とうるち米で作った生地に小豆餡を包み、こんがりと焼き上げたもの。浄妙尼という老婆が餅に梅の枝を添えて菅原道真に送ったのが由来といわれる。太宰府天満宮参道の飲食店や土産物店、神苑などで販売。

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