陶芸文化と山里の自然に惹かれて 佐賀県 有田町

よかとこ見つけた♪

陶芸文化と山里の自然に惹かれて 佐賀県 有田町

有田焼の産地として知られる有田町は、言わずと知れた磁器発祥の地。今も日本を代表する磁器の町として、肩を寄せ合うように立ち並ぶ窯場と商家が400年の歴史を物語っています。また一方では水と緑が織りなす自然が豊かで農業も盛んな町。有田焼の「器」と農業の「食」――両方の魅力が堪能できます。

問:有田町商工観光課 ☎:0955-46-2500

国指定天然記念物「有田の大公孫樹(オオイチョウ)」は樹齢約1000年

百花繚乱のやきもの散歩

ドイツのツヴィンガー宮殿を再現した有田ポーセリンパークでは、有田焼の重要な作品を展示。
有田町の路地裏を歩けば、窯に使われたレンガ(トンバイ)や陶片を赤土で塗り固めたトンバイ塀が続き、独特の風情を醸し出ています。また、有田焼の陶祖・李参平が祀られている陶山神社では焼き物の里らしく、鳥居や狛犬、大水瓶などすべてが磁器製。ちなみに日本遺産「日本磁器のふるさと 肥前」(文化庁認定)の構成文化財として陶山神社鳥居をはじめ13点が有田町から指定されています。

陶山(すえやま)神社
トンバイ塀

水が支える棚田の実りと渓谷美

「岳の棚田」は日本の棚田百選に選定。標高100〜400mの高地に描かれた曲線美は江戸時代から今日まで受け継がれ、天然水で有機米を栽培しています。
黒髪山県立自然公園の竜門峡では深い森の苔むした岩の間を清水が流れ、神秘的な渓谷美をたたえています。秋には紅葉が渓谷を彩ります。
21世紀に残したい日本の自然100選に選ばれた黒髪連山は、奇岩・巨岩がそびえる自然の宝庫。ここを源とする水が有田町の大地を肥やし、農産物を育み、豊かな食文化を支えているのです。

岳の棚田
竜門峡

立ち寄りスポット

アリタセラ
22の専門店が軒を連ね、多種多様な有田焼が揃う。去年ホテル、レストランがオープン。
住/有田町赤坂丙2351-169
TEL/0955-43-2288
営/9:00~17:00(一部店舗は異なる)
休/年中無休

有田グルメ

ごどうふ
豆腐の一種で、にがりの代わりに葛やでんぷんを混ぜて作られる郷土料理。もちもちとした食感とプリンのような光沢が特徴。町内の宿泊施設や飲食店で提供。また豆腐店で製造販売。食料品店、土産品店などで販売している。

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