奄美ブルーの海が煌めく亜熱帯の島 鹿児島県 奄美市

よかとこ見つけた♪

奄美ブルーの海が煌めく亜熱帯の島 鹿児島県 奄美市

鹿児島本土から遥か南へ約380km。亜熱帯の海に浮かぶ奄美群島は2017年に国立公園に指定されました。さらに奄美大島は徳之島、沖縄県北部や西表島などとともに2020年を目標に世界遺産の登録候補地に。ヤマト(鹿児島)文化と琉球文化の狭間にある奄美独特の自然と文化を紹介します。

問:奄美市役所企画調整課 ☎:0997-52-1111

天然記念物のアマミノクロウサギ

島独特の多様な自然

奄美の森の代表格・金作原原生林は亜熱帯広葉樹や珍しいシダ類が密生する手つかずの自然の宝庫。生きた化石といわれる巨大なヒカゲヘゴが恐竜より古い3億年前から大繁殖し、一帯にはアマミノクロウサギなど島固有の生物が棲んでいます。
二つの川が合流して海へ注ぐデルタ地帯にはマングローブ原生林が広がり、まるで森が海に押し寄せているよう。その中をカヌーで行くツアーが人気です。
土盛海岸は「奄美一、フォトジェニックな海」と評判。沖には神秘的な珊瑚礁が広がります。

金作原(きんさくばる)原生林
マングローブ原生林

島の暮らしで育まれた文化

伝統織物「大島紬」は、鉄分の多い土による「泥染め」の技法で生まれます。最高級の手染め・手織りの絹織物として奄美経済を支えてきました。本場奄美大島紬泥染公園では泥染めの見学や体験ができます。
島唄が盛んな奄美の芸能文化の集大成が、各集落ごとの八月踊り。老若男女が歌い踊って五穀豊穣を祈ります。その八月踊りや島唄の伴奏に欠かせないのが「チヂン」と呼ばれる奄美の太鼓。胴に打ち付けたクサビで紐を引っ張って音を調整する独特の太鼓で、女性でも使える軽さです。

大島紬の「泥染め」の技法
八月踊り

立ち寄りスポット

奄美海洋展示館
大水槽にはウミガメや奄美独特の熱帯魚などが泳ぐ。海の様子を映像で見られるシアターもある。
住/奄美市名瀬小宿大浜701-1
TEL/0997-55-6000
営/9:30~18:00
休/年末年始、メンテナンス休館

奄美グルメ

鶏飯
かつて薩摩藩の代官をもてなした歴史をもつ鶏飯。温かいご飯の上に錦糸卵、鶏のささみ、しいたけ、海苔、ネギ、蜜柑の皮などをのせ、熱々の地鶏スープをかけて食べる。市内飲食店などで提供。

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