宮崎県南部に位置し、太平洋に面した日南市は年間を通じて温暖で、特に冬の日照時間がとても長い地域です。コバルトブルーの日向灘に面した景勝地が豊富な日南海岸。そして九州の小京都と呼ばれる飫肥の城下町や堀川運河周辺の情緒豊かな町並み。豊かな自然と歴史ロマンを巡る2019年の旅はじめを。

問：日南市観光協会　☎：0987-31-1134

日向灘を臨む日南海岸

日南海岸には数多くの絶景スポットがあります。七ツ八重は沖合に並ぶ7つの岩礁や小島からなり、海と空の間に浮かぶ尖ったシルエットは迫力満点。また海を見渡す丘の上に広がるサンメッセ日南には世界で唯一、イースター島公認で復刻された7体のモアイ像が立ち並び、最近ではパワースポットとしても注目されています。パワースポットといえば鵜戸神宮（表紙）。石段を下っていく参道の奥にある、波が打ち寄せる崖の洞窟に本殿が鎮座。縁結び、安産、夫婦円満のご利益で人気です。

江戸から昭和への歴史ロマン

飫肥は280年間続いた伊東家・飫肥藩の城下町。城跡には樹齢100年の飫肥杉を使った大手門が復元され、城下には武家屋敷や白壁の商家、蔵、苔むした石垣などが残っています。また文化財や史跡も多く、隅から隅まで歩きたい町―それが飫肥です。
油津地区では、江戸時代に開削された堀川運河が川面に映え、昔ながらの風情を醸し出しています。運河周辺には飫肥杉と飫肥石を使って伝統工法の「木組み」で造られた夢見橋や、大正時代に造られた油津赤レンガ館（国登録有形文化財）などがあります。