有限会社米田印刷さま

お客さま訪問記

有限会社米田印刷さま

協会のお客さまを紹介します!お客さま訪問記

紙から屋内外サインまで、あらゆるものに印刷

有限会社米田印刷さま 熊本市中央区坪井6-21-15
http://www.yoneda-print.co.jp

チラシやチケット、パンフレットなどの印刷から書籍の出版、さらにはイベントや講演会などで使う横断幕や立て看板の制作まで、印刷技術をフルに活用して長年、地域社会に貢献している有限会社米田印刷さまを訪問しました。
有限会社米田印刷
代表取締役 米田寿朗 さん

始まりは自動車運転免許試験問題集の印刷

熊本市中央区を貫く国道3号線から少し入った敷地に建つ有限会社米田印刷さまを訪れると、資材搬入口の真上に掲げる看板には「ポスター」「パンフレット」「不織布印刷」などの事業内容がまるで料理メニューのようにずらりと記されています。「本社屋は業務拡張に合わせて増築を繰り返し、現在の姿になりました」と出迎えてくれたのは、代表取締役の米田寿朗さん。昭和38年に同社を立ち上げた創業社長です。
当初は自動車運転免許試験場の近くで試験問題集を印刷して販売。まだ同業他社が使っていなかった卓上オフセット印刷機で印刷し、飛ぶように売れたそうです。そこから本格的な総合印刷へと発展。B3サイズ用紙対応の中型印刷機を主力に、布、クリアファイルなどの特殊素材、CDの焼き付けまで、あらゆる印刷物を引き受けています。

左/米田印刷の本社屋。ビッグデザイン部で制作した大きな看板が目印。右/学校に設置する横断幕(上)や、セミナーのパネル(下)なども手掛ける。

米国からも出版依頼

同社は印刷業務だけでなく書籍の出版から販売まで幅広く行っています。大学の教科書・参考書や郷土史関連が多く、『熊本の野菜』(発行:熊本県野菜振興協会)は全国から注文が殺到。『天草こども風土記』(著:上中満)は現在第3刷と増刷を重ねています。並べられた本を拝見していると、その場に居合わせた社員が「この本の表紙の絵は社長自らが描きました」と紹介。すかさず「余計なことは言わんでよし!」と苦笑いする米田さんです。
今まで手掛けてきた教科書の中には米国からの依頼もあります。かつて熊本の大学で英語講師だった米国人が、帰国してからも英語の教科書の出版を同社に注文しているとのこと。「彼の熊本での講師時代にちょっとしたことで彼と言い争い、それが縁で友だちになりましてね。それにしてもわざわざ日本の当社に注文するとは、何とも義理堅い」と当時を懐かしむ米田さんです。

郷土・熊本の歴史や文化を伝える出版物など数多く手掛けている。

屋内外サインを制作するビッグデザイン部

米田印刷にはもうひとつ「ビッグデザイン」と呼ばれる部門があります。これはイベント会場に必要な横断幕やパネル、案内板などの屋内・屋外サイン類一式を企画・印刷・装飾・施工するもの。「きっかけは30年ほど前に印刷機器の展示会で東京に行った際、横断幕などの長尺に連続して滑らかに印刷できる機器を発見したこと。当時の横断幕は1文字ずつ区切って印刷するしかなかったので、これはいい!とすぐに始めたのです」と米田さん。素材も紙からターポリン(防水シート)まで、さまざまなものに印刷できます。併せて大型スクリーンやプロジェクターなどのレンタルも行い、学校の創立記念式典から国体などのビッグイベントまで対応。県下の小・中・高校の体育館から県立劇場、市民会館、八千代座、グランメッセ熊本まで県下ほとんどの施設を知り尽くし、イベント会場設営の実績を積んでいます。
「印刷、出版、ビッグデザインとそれぞれの特徴を生かしながら、迅速な対応、綿密な調整、品質の向上をモットーに今後も頑張っていきます。特に急ぎの仕事はお任せください」と語る米田さんです。
最後に、電気設備の保守管理についてご意見を伺いました。「熊本地震のとき、保安協会さんはすぐに駆けつけてきちんと対応してくれました。まるで自分の会社のように当社に溶け込んでやってくれるので、感心しています」

九州電気保安協会担当事業所
熊本支部 熊本事業所
氏原 文雄

多種多様な印刷物を制作されている米田印刷様。その情報発信の一端を担っていけるよう丁寧な点検を心掛けています。電気の安全安心をお届けし、これからもお客さまのお役に立てるように日々の業務に取り組んで参ります。

2018 Vol.5

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