(福)和貴福祉会 かなさ保育園さま

お客さま訪問記

(福)和貴福祉会 かなさ保育園さま


佐賀県鳥栖市山浦町字乗目1434-1
https://www.kanasa-tosu.com/

「自分が大好き」「みんなも大好き」子どもの自尊心を高める保育園

一人ひとりの子どもを慈しむ

広々とした園庭で元気いっぱいな子どもたちが素足で縦横無尽に駆け回ります。ここは「かなさ保育園」。佐賀県みやき町と鳥栖市で保育所や学童保育を運営する社会福祉法人和貴福祉会が平成29年に開園した鳥栖市の認可保育所です。「かなさん」とは沖縄の方言で「愛おしい」という意味合い。かなさ保育園は、定員80名の園児たち(0歳児〜5歳児)一人ひとりを、保育士を中心にした29名のスタッフが大切に思い、慈しみながら保育しています。「いま、少子化や孤立化によって家庭の子育て環境が厳しい時代。共働きの親が子どもとじっくり向き合える時間は1日の中で1時間程度だと思います。ですから、本来は家庭でのしつけも保育園でできることは保育園でやってあげたい」と語るのは、同園の松雪貴祝園長。「その分、家庭での貴重な1時間は子どもをありのままに受け入れるコミュニケーションにしてほしい」

松雪貴祝園長
「かなさ保育園を巣立った子どもたちが園に遊びに来て、成長した姿を見せてくれるのが嬉しい」と語る、かなさ保育園の松雪貴祝園長。
かなさ保育園
かなさ保育園
かなさ保育園には、園長先生手作りの丘と花壇や、上り棒、鉄棒、つり輪、うんてい、滑り台、平均台などたくさんの遊具があり、子どもたちが競い合うように、思いっきり遊んでいる。

体育遊び・漢字遊び・立腰・報恩

同園の保育にはいくつかの特長があります。例えば体育遊びでは、子どもたちが自分の体をコントロールすることができるよう多様な動き方を実践。「一番の目的は体の力み、緊張感を取ってあげること。力みが取れると体が思い通りに動き、けがをしない子になる」と松雪さん。
楽しみながら漢字に触れる漢字遊びは、漢字教育に特化しているわけではなく、言葉の能力を磨くための遊び。「実は子どもにとっては表意文字である漢字の方がひらがなよりも易しく理解しやすいのです」と松雪さん。
立腰教育は、子どもたちの腰骨を立てて姿勢をよくし、内臓の動きをよくするための練習。スタッフが優しく子どもの腰骨に触れて補助し、その毎日の習慣で次第に腰骨を立てる心地よさを感じられるようになっていきます。
報恩教育は、子どもたちに感謝の心を育む教え。毎朝、皆で「報恩の言葉」を唱和します。

株式会社やまき
子どもたちに、料理を作っている姿が見えるように設計された給食室。明るい雰囲気の中で、おしゃべりしながら楽しそうに食事をする子どもたちが印象的。

体も心も力みなく遊べる環境

さつま芋の苗植えや親子遠足など、年間さまざまなイベントを催す同園。系列保育園と合同で催す運動会では保護者も合わせて900人ほどの人が集まります。「大勢の前で競技をする子どもの感情は特別に高まります。そんな体験が子どもの財産になるのです」と松雪さん。「思いきり遊べる環境や大きく感情を揺らす機会が減少している現代の子どもたちに、体も心も力みなく遊べる環境をこれからも広げていきたい」と語る松雪さんに、電気設備の保安管理についてご意見を伺いました。「定期点検で保安協会の方に何かとアドバイスをもらい安心です。デマンド監視装置を設置してもらったので空調にかかる電気料金も抑えることができ、助かっています」

ぱん屋フルカワ
霧島レイ
0歳児~5歳児の80名の園児がのびのびと育つ「かなさ保育園」。保育士が子どもたち一人ひとりのよいところを星形のカードに書いて掲示。4月からスタートし、一年経つと、壁いっぱいになる。

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