私のおすすめは海の中道海浜公園（福岡市東区）内の「光と風の広場」。今年、球体テントの宿泊施設や巨大アスレチックタワーなどが誕生。自然を身近に感じながらゆったりとした時間が過ごせます。

• 優しく見守る寝仏さん

  「日本三大新四国霊場の一つに数えられる篠栗四国八十八ヶ所。その総本寺で第1番札所の南蔵院には、全長41m・高さ11m・重さ約300t、ブロンズ製としては世界最大級の釈迦涅槃像が横たわります。地元で「寝仏さん」と親しまれている涅槃像は体内に入ることが可能。通路には四国八十八ヶ所の砂が収められていて、体内を巡ればお遍路をしたことになるそうです。

  

  南蔵院

  福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1035

  TEL／092-947-7195(10:00～16：30)

  開／24時間(本堂)、7：00～16：30(涅槃像)

• 海面に広がる空

  玄界灘に面した福津市には津屋崎海岸、宮地浜、福間海岸と約3kmにわたり美しい遠浅の海岸が広がります。ここでは大きく潮が引いた際に、濡れた砂浜や潮だまりが鏡のように反射し、空や雲、浜に立つ人などを映し出す幻想的な風景が現れることがあります。この「かがみの海」が現れる条件は「大潮×干潮×晴天×無風」。特に日の出、日の入りの時刻は絶景です。

  

  かがみの海

  住／福岡県福津市津屋崎海岸・宮地浜・福間海岸

  かがみの海予想カレンダー

  https://kagaminoumi.com(ひかりのみちDMO福津)

• 神々しい光の道

  

  約1700年前の創建と伝えられる福津市の宮地嶽神社は、開運・商売繁盛の神として多くの参拝者を集めています。境内正面の石段から西に延びる表参道、玄界灘の宮地浜、沖合の相島までまっすぐ一直線上にありますが、その真正面に夕陽が沈む日が年に2回（2月下旬と10月下旬）あり、「光の道」と呼ばれています。黄金に輝く光が海と神社を結ぶ神々しい情景です。

  

  宮地嶽神社

  住／福岡県福津市宮司元町7-1

• 山頂の夜景スポット

  パラグライダーの基地として知られ、休日には鮮やかな色の翼が大空に舞う米ノ山。標高594mの山頂からは糟屋郡から福岡市、博多湾、その奥の糸島市までが180度のパノラマで眺望できます。天の星と地上の星が同時に楽しめる夜景スポットとしても有名で、2004年に「夜景100選」に認定。隣の若杉山登山道を経由して山頂まで車で行くことができます。

  

  米ノ山展望台

  住／福岡県糟屋郡篠栗町若杉209-4

  ※道幅が狭いので運転にはご注意ください。

• 松ヶ枝餅

  宮地嶽神社の門前で売られている名物が、松ヶ枝餅です。うるち米粉と餅粉をブレンドした皮で餡を包んで焼き上げたもので、宮地嶽神社の神紋「三階松」の焼印がついているのが松ヶ枝餅の証。焦げ目のついた表面はパリッとして、中はモチモチで柔らかく、優しい甘さが広がります。「白」と「よもぎ」の2種があり、門前町に並ぶ7店で提供。それぞれの店がこだわりを持って作っています。

  

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