阿蘇東急ゴルフクラブ さま

お客さま訪問記

阿蘇東急ゴルフクラブ さま

美しく雄大な自然に囲まれた阿蘇くじゅう国立公園内に広がる、全長6,737ヤードの丘陵ゴルフコース。1976年開業の歴史と伝統を誇る阿蘇東急ゴルフクラブさまを訪問しました。

阿蘇東急ゴルフクラブ
阿蘇東急ゴルフクラブ さま 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4369-1
https://www.tokyu-golf-resort.com/aso/

GPS付きゴルフカートで楽々プレー

年間4万人のゴルファーが来場する阿蘇東急ゴルフクラブ。その魅力を「コース全体が緩やかな丘陵の地形を生かしたレイアウトで、雄大な阿蘇の景観を楽しみながらプレーできること」と語るのは、総支配人の加藤信宏さんです。「標高476mで夏は熊本市内より気温が4度ほど低く、避暑を兼ねたゴルファーで賑わいます」
ゴルフのスタイルはキャディ帯同ではなく、セルフプレー。GPS液晶ナビ付きのゴルフカートでフェアウェイまで乗り入れられるので、楽々と気兼ねなくプレーできます。また、フロントではチェックインからラウンド後の精算まで完全セルフ対応。人との接触を減らすことでウイルスなどの感染リスクを低減する配慮がなされています。
そしてゴルフのもう一つの楽しみは、前半ハーフ後のランチ。レストランでは地元・阿蘇の食材を使った美味しい料理を提供しています。看板メニューは「立野ダムカレー」。同クラブ近くで建設中の阿蘇立野ダムをモチーフにした、いわゆるご当地ダムカレーです。

熊本地震を乗り越えて

1976年に開業した阿蘇東急ゴルフクラブ。その46年の歴史の中に空白の期間があります。それは2016年4月に発生した熊本地震。クラブハウスが全壊し、進入路の崩落、コース内の地割れ・土砂流入、コース間の橋脚やグリーンの損傷、主要アクセスを担う阿蘇大橋の崩落など甚大な被害を受け、閉鎖を余儀なくされたのです。
ゴルフ場の存続を危ぶむ声もありましたが、地域とともに震災復興に取り組むべきとの思いから、再開を決意して復旧工事に着手。隣接する保養施設を買い取り、リニューアルして誕生したのが、新たなクラブハウス兼リゾート施設「阿蘇キャニオンテラス&ロッジ」です。そして震災から約3年経った2019年4月、阿蘇東急ゴルフクラブ全18ホールがグランドオープンしたのです。

地域とともに阿蘇復興へ

「復旧に際しては、ゴルフ場の原状復帰ではなく進化を目指しました」と語る加藤さん。クラブハウスとリゾート施設を一体化したことで、阿蘇観光の新たなスタイルを提案したのです。そして同ゴルフクラブは今なお阿蘇・熊本の復興支援を続けています。被災した地元養蜂園には旧クラブハウス跡地を提供。協力しながら生産したはちみつはクラブハウスで販売するほか、ふるさと納税返礼品にも採用されています。また地元産品を東急グループの通販サイト「熊本うまかもんセレクション」で販売。売り上げの一部を熊本の復興支援活動に寄付しています。さらに、年に一度地域の人たちを招いて開催する復興支援イベント「阿蘇東急でアソぼう♪」ではゴルフ場を一般開放。普段はゴルファー以外立ち入ることがない芝のコースを、子どもたちが大喜びで駆け回ります。「震災から6年経って復興も進みつつありますが、今後も地域に密着して貢献できるゴルフ場でありたい」と語る加藤さん。施設の電気設備の保安管理についてご意見を伺いました。「クラブハウスの復旧に際して、保安協会には大変お世話になりました。今も定期点検の際に設備の注意箇所や使い方のアドバイスをもらうなど、とても信頼しています」

雄大な阿蘇の地形と自然を生かした名門コース

阿蘇東急ゴルフクラブ
復興のシンボル「新阿蘇大橋」から車で約2分の阿蘇東急ゴルフクラブ
あそぶらんこ
隣接の「阿蘇キャニオンテラス&ロッジ」は、迫力満点の“あそぶらんこ”やBBQなど、親子で楽しめるアクティビティが満載。
加藤信宏
阿蘇東急ゴルフクラブの総支配人を務める東急リゾーツ&ステイ株式会社の加藤信宏さん。「地域一体となって阿蘇を盛り上げたい」と意気込む。
エントランス
(上)ゴルフカートには、各コースの特徴などをガイドしてくれる便利な「GPS液晶ナビ」を搭載。(下)プレー後は館内の温泉で汗を流して、リフレッシュ。
cafe miraino
(上)名物の「立野ダムカレー」。事前予約で一般の方も食べられる。(下)被災した養蜂園とともに育てたはちみつ「asohachi」。阿蘇北向谷原始林に自生する烏山椒の香りを楽しめる。

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