朝市通りフィッシャーマンズ 魚市場さま

お客さま訪問記

朝市通りフィッシャーマンズ 魚市場さま

海の恵みがいっぱいの唐津市呼子町。この町で新鮮な素材を伝統の技で加工し、数々の呼子名物を製造・販売する有限会社木屋の「朝市通りフィッシャーマンズ魚市場」さまを訪問しました。

朝市通りフィッシャーマンズ 魚市場 さま
有限会社木屋 朝市通りフィッシャーマンズ 魚市場 さま 佐賀県唐津市呼子町呼子3764-31
http://www.yobuko.co.jp

呼子といえばヤリイカ

朝市通りフィッシャーマンズ魚市場は、港の海岸通りと奥の朝市通りの両方に面しています。海岸通りから見ると店先は鮮魚店。朝市通りから見ると土産品店。呼子伝統の「阿つ焼」や「いかしゅうまい」など、さまざまな海産物加工品を製造する有限会社木屋は唐津市内に6店舗、うち4店舗を呼子町に構えていますが、その一つがこの店です。「一押しの商品は、ヤリイカの一夜干し!」ときっぱり断言するのは、店長の前田比美子さん。「呼子といえばヤリイカ。唐津魚市場の競りで仕入れたヤリイカを店の厨房で開いて天日干しし、朝市の店頭で販売しています」と前田さん。週末は店頭にフライヤーを出してヤリイカの天ぷらを揚げて販売。「カキやサザエも焼きます。できたての熱々を提供するから大人気。呼子は食べ歩き文化ですからね」と笑います。
同店は鮮魚店でもあることが大きな強みで、この店独自の販売ができるのです。

イカ釣り漁船の集魚灯
入江深くにある呼子港は波が穏やか。この日も係留されたイカ釣り漁船の集魚灯が静かに揺れていた。

鮮魚店でイートイン

鮮魚店は主に地元の飲食店や家庭に利用されていますが、もちろん観光客もOK。店で買った魚介を刺身にしてもらい、店の2階で食べることもできます。「ヤリイカも仕入れ値に近い料金で提供するので、お得ですよ。この店は呼子の穴場なんです」とPRする前田さん。実は2階では団体客向けに料理を作って提供しているのです(現在はコロナ感染防止のため休止)。さらに、仕入れた鮮魚を使った寿司やオードブルの仕出しも行っています。特に唐津くんちでは多くの家庭で大皿に用意した「くんち料理」を振る舞う習慣があるので、その日は注文が殺到。「普段は4人で店を運営していますが、この日ばかりは木屋の他店から応援に来てもらって作ります」と前田さん。
来店するのは主に福岡からの観光客ですが、関西・関東からの観光客や修学旅行の生徒も多いので、接客の際に唐津の方言で対応すると喜ばれ、場が盛り上がるそうです。また体験型の観光や学校の体験学習として、イカの一夜干し体験や唐津発祥とされる「ぎょ魚ロッケ」作り体験も受け付けています(要予約)。

呼子の朝市を盛り上げたい

「前田さんにお話を伺っていると、木屋の代表取締役社長・山下正雄さんが来店されました。「この店は木屋の事業の大部分を取り扱うバラエティに富む店舗で、何とか呼子の朝市を盛り上げたいと頑張っています」と山下さん。「呼子は朝市をはじめ、イカレストラン、鯨組主の屋敷、漁村の風情、呼子大橋などの観光スポットがコンパクトにまとまった町。呼子湾の風が心も体もリフレッシュしてくれる、全国の有名観光地に負けないくらい素晴らしい所です。木屋の朝市通りフィッシャーマンズ魚市場に来てもらうと十分に呼子の魅力を体感できると思います」
最後に、同店の電気設備の保安管理についてご意見を伺いました。「大型の冷蔵・冷凍設備や空調があるため高圧電力を利用していますが、安心して保安協会にお任せしています。定期点検の後に設備の注意箇所や使い方のアドバイスをもらったり。何より保安協会の職員と木屋の社員がフランクに話ができる、いい関係だと思います」

呼子の魅力をこの店で体感してほしい

一夜干しと姿造り
“ヤリイカ”を使った手づくりの一夜干しと姿造り。姿造りはわさびとしょうゆもついており、解凍してそのまま食べられる。
フィッシャーマンズ魚市場の皆さん
朝市通りフィッシャーマンズ魚市場の皆さん。右端はお話を伺った前田比美子店長。左から2人目が木屋の山下正雄社長。
黄金いかしゅうまい
(上)錦糸卵の衣をまとった「黄金いかしゅうまい」は、イカのコリコリととびこのプチプチ食感が楽しめる。(下)イカをまるごと鉄板で焼いた「いか鉄ちゃん」や、見た目のインパクト大の「活活いかせんべい」など、お菓子も“イカ”ざんまい。
鉢盛りとオードブル
玄界灘の新鮮な魚を使った刺身の鉢盛りと店自慢のオードブル。揚げ物も肉ではなく魚介を使うなど鮮魚店ならでは。唐津市内であれば配達も対応している。

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