知ってなっとく!でんき講座
水・湿気に注意しよう!②
水・湿気は感電や漏電、電気製品の故障を引き起こす危険があります。電気製品を使うときは周りに「水」がないか確認しましょう。
- 水による「漏電」から守るには?
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- 漏電ってなに?
通常、配線や電気器具の電気の通り道は、ゴムなどの絶縁物で覆われています。しかし、絶縁物が傷ついたり古くなったりして破損すると、絶縁不良になり電気が外部に漏れ出します。これが「漏電」で、感電や電気火災などの原因となる危険な状態です。
また、防水性のない電気器具が水をかぶり絶縁状態が悪くなると、漏電が起こります。漏れ出した電気が人体に流れると感電し、最悪の場合死に至ります。
漏れ出した電気が建物の中を流れて発熱し、火災を引き起こす恐れがあります。
- アースを取り付けよう!
電気製品にアースを取り付けておけば、万一漏電した場合にも大地に電気を逃がす道が作られ、感電の危険を少なくします。「水回りや湿気の多いところで使用するもの」や「水を利用するもの」などにはアースを取り付けましょう。
- 〈こんな製品にはアースの取り付けを〉
- 洗濯機冷蔵庫エアコン衣類乾燥機電子レンジ食器洗い機電気温水器電気便座など
月1回は漏電遮断器をチェック
漏電が発生すると自動的に電気を止める「漏電遮断器」。一般的には分電盤に設置されており、漏電による感電を未然に防いでいます。月に1回程度、漏電遮断器のテストボタンを押してスイッチが切れるか試してください。
〈漏電遮断器のテスト方法〉
※テストボタンを押すと、屋内のすべての電気が止まります。テストをするときは、事前にパソコンなどの精密機器や重要な機器の電源を切ってから実施してください。