八女市星野村には、昼でも星が見えるスポットがあります。九州最大の口径100cmの天体望遠鏡を備える「星の文化館」は、宿泊もできる天文台。専門スタッフが解説してくれますので、夏休みの天体観測におすすめです。

• 白壁土蔵の町をそぞろ歩く

  八女市の中心部・福島は古くから交通の要衝で、経済の中心地として栄えた町。白壁土蔵造りの町家が多く残る町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持った、江戸後期から昭和初期の伝統様式を今に伝える約130軒の建物が旧往還道路沿いに連なります。沿道には昔懐かしい店が並び、日々の生活が静かに営まれています。観光案内所に町歩きマップあり。

  

  八女福島の町並み

  住／福岡県八女市本町

• 商店街と神社の不思議な関係

  延暦年間に宇佐八幡宮よりご神霊を勧請し、建立された土橋八幡宮。江戸時代から続く神幸行事、通称「ドンドンカンカン」は市の無形民俗文化財に指定されています。今注目を集めているのが土橋八幡宮の細い参道から境内までのびるアーケード商店街「土橋市場」。昭和レトロな雰囲気の中に若者向けの雑貨屋などが並ぶディープな人気スポットです。

  

  土橋八幡宮

  住／福岡県八女市本町1-18-1

• 360度パノラマお茶の大地

  

  八女は日本有数のお茶どころ。そのシンボル的な風景が八女中央大茶園です。1969年から県営パイロット事業として開拓された約70ヘクタールの大茶園は、一般の人も見学可能。丘陵地頂上の展望所から見下ろす茶畑は圧巻です。新茶の季節は見渡す限り緑の絨毯を敷き詰めたような美しさ。晴れた日には有明海や島原半島まで望めます。トレッキングコースの「九州オルレ八女コース」ではこの大茶園を横断します。

  

  八女中央大茶園

  住／福岡県八女市本

• 日向神峡のパワースポット

  日向の神々があまりの美しさに惹かれ降り立ったという伝説が残る日向神峡。ここに立ち並ぶ奇岩群の一つに、縦220m・横180mの日本一大きなハート形をした岩があります。日向神ダム南側の赤い橋（けほぎ橋）にある展望所が絶好のビューポイント。かつては「天戸岩」などと呼ばれていましたが、最近は「ハート岩」として恋愛成就祈願のパワースポットになっています。

  

  ハート岩

  住／福岡県八女市矢部村日向神

• ほたる揚げ

  「ほたる揚げ」の愛称で親しまれる八女市立花町の家庭料理。子どもたちが収穫したサツマイモを使って何かお菓子が作れないだろうかと、地元の農家女性グループ「ほたる会」が考案したのが始まりです。サツマイモの餡を衣で包んで揚げただけの素朴なスイーツですが、一度食べたらクセになります。「道の駅たちばな」で不定期販売。

  

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