海に囲まれた天草には絶景スポットが点在。中でも私のおすすめは「天草夕陽八景」。東シナ海に面した天草西海岸地域の8つのスポットでは水平線に沈む美しい夕陽を眺められます。

• 小さな漁村の「海の天主堂」

  2018年に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その構成資産のひとつ「天草の﨑津集落」は天草しもしま下島の小さな漁村で、﨑津教会がシンボルとして静かにたたずんでいます。「海の天主堂」とも呼ばれるゴシック様式の教会が建てられたのは1934年。教会を含め、集落は漁村独特の風景が美しく保たれていて、潮の香りに包まれながらの散策がおすすめです。

  

  﨑津教会

  住／熊本県天草市河浦町﨑津539

• 天草のラピュタ

  約2万本の椿が群生するに西平椿公園。ヤブツバキが見ごろを迎える2月〜3月には鮮かな赤の世界が広がります。この公園にあるアコウの巨木は、巨岩をわしづかみするように大きく根を張り、その姿から「天草のラピュタ」と呼ばれ、パワースポットとしても注目されています。また、公園から望む東シナ海は絶景。「日本の夕陽百選」にも選ばれています。

  

  西平椿公園

  住／ 天草町大江西平

• イルカと遊ぶ

  

  天草下島の北端にある通詞島。周辺の海はイルカのエサとなる魚介類が豊富で、約200頭のミナミハンドウイルカが生息しています。船に乗って野生のイルカに会いにいく「イルカウォッチング」は天草観光の定番。遭遇する確率は一年を通じて高いといいます。船と並走するように泳ぐ、人なつっこいイルカたち。運が良ければ目の前で大ジャンプを披露してくれるかもしれません。

  

  イルカウォッチング

  住／熊本県天草市五和町二江

• 倉岳山頂の絶景神社

  天草最高峰の倉岳（標高682m）。その頂上にある倉岳神社は、漁の安全を祈願して建てられた天草の海の守り神です。天空の鳥居からは八代海に浮かぶ島影を望み、振り返れば山々の先に有明海、さらに島原半島まで見渡せる360度の大パノラマ。どこか神々しさもある天草有数の絶景スポットです。

  

  倉岳神社

  住／熊本県天草市倉岳町棚底

• 天草でタコ三昧

  天草はタコの名産地。全域で水揚げされますが、有明海側で獲れるものは干しダコにも加工され、土産物として人気です。また、タコ飯は天草伝統の郷土料理で、タコステーキも名物です。国道324号線沿いは天草ありあけタコ街道と呼ばれ、突如として現れるタコのモニュメントは人気のフォトスポット!

  

観光スポットの問い合わせは天草宝島観光協会(☎0969-22-2243)まで
※掲載情報は変更の可能性がございます。お出かけ前にご確認ください。