よかとこ見つけた♪
古代の息吹を感じる歴史散歩 福岡県 宗像市
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されたのは昨年のこと。古代から大陸への玄関口として栄え、悠久の時を刻んできた宗像市には、ロマンに満ちた歴史と自然、玄界灘が育んだ食文化など、今なお訪れる人々を魅了するものがいっぱいです。爽やかな初秋にこそ紹介したい魅力の宗像。
問: 宗像市産業振興部商工観光課観光係 ☎:0940-36-0037
神宿る世界遺産を巡る
宗像大社とは三女神を祀る辺津宮(宗像市田島)、中津宮(大島)、沖津宮(沖ノ島)の総称。辺津宮の本殿と拝殿は国指定の重要文化財。神宝館には沖ノ島から発掘された古代の祭祀品(全て国宝)が収蔵・展示されています。沖津宮は今も立ち入りが許されない禁忌が厳格に守られており、中津宮がある大島に沖ノ島を望む遙拝所が設けられました。
みあれ祭(10/1開催)は沖津宮と中津宮のご神体を年に一度、辺津宮に迎える祭り。約200隻の漁船が大漁旗をはためかせての海上パレードは壮観です。
大島で海と遊ぶ・風と遊ぶ
宗像の歴史を刻む大島はマリンレジャーの基地でもあります。風車展望所は眼下に玄界灘が広がる最高のロケーション。大島灯台まで遊歩道が続き、秋にはコスモスが丘陵一面を覆います。近くには戦時中に配備された砲台跡が今も残っています。
うみんぐ大島は各種の釣りやシーカヤック、ろ漕ぎ体験、海中観察、磯観察などの海洋体験が楽しめる施設。女性や子どもも安心して楽しむことができます。なお、大島は九州オルレの「宗像・大島コース」※に認定。4~5時間で島の名所を巡るトレッキングです。
※10月中旬までは一部通行止め
立ち寄りスポット
海の道 むなかた館
宗像の歴史の流れをたどる郷土文化学習交流館。通常は上陸できない沖ノ島の世界を音と映像でリアルに紹介する3Dシアターは必見。
住/宗像市深田588
TEL/0940-62-2600
営/9:00~18:00(運行)
休/月曜(祝日の場合は翌平日)
宗像グルメ
玄海茶漬けセット
地元の新鮮な刺身を特製ごまだれに漬け、茶漬けにした漁師料理。
住/宗像市江口1172
(道の駅むなかた内おふくろ食堂はまゆう)
TEL/940-62-2715
営/11:00~16:00(LO15:30)
休/第4月曜(祝日の場合は翌日)