海に沈む国を救えるか!夢の環境アイランド

安心安全コラム

海に沈む国を救えるか!夢の環境アイランド

太平洋中部に広がる33の島々に約11万人が暮らすキリバス共和国は、国家の存亡に関わる問題を抱えています。国土のほとんどは海抜わずか2メートル程。地球温暖化の影響で海面が毎年上昇しており、2050年までに首都タラワのある島の5〜8割が浸水する恐れがあるのです。水没の危機に瀕した国を救おうと、さまざまな解決法が検討されています。その一つが海に浮かぶ巨大な人工島を建設するプロジェクト。取り組んでいるのは日本の建設会社です。海水から抽出したマグネシウムを使った建設資材で、直径3kmの人工島を造成。宇宙太陽光発電等で電気を供給し、植物工場を設置して食料を自給自足しながらCO2を吸収するという、環境アイランドなのです。ただ、これを実現するにはまだ開発されていない技術も必要です。キリバスの国民が移住を迫られる2030年頃までに間に合うのか、時間との戦いです。

地球温暖化の原因となるCO2など温室効果ガスの排出量を削減するため、省エネが推進されています。家庭で使われる電気使用量の約4割は冷蔵庫、照明、テレビ、エアコン。冷蔵庫のドアの開閉回数を減らす、冷暖房の適正温度を守るなど、少しずつ無駄を省いて地球のために節電を。

このカテゴリの関連記事

Page Top