五感を研ぎすませて 安全よし!安心よし!

安心安全コラム

五感を研ぎすませて 安全よし!安心よし!

巨大な建造物の建設工事では、高所で作業をしたりクレーンで大きな資材を取り扱ったりします。そこで安全を守るために不可欠なのが、作業員のチームワークです。ある建設工事の現場事務所には、ソフトボールが保管されています。休憩時間に遊ぶためのものではなく、朝礼の前に全員でキャッチボールをするのです。発案したのは現場事務所の所長。この現場には会社も作業内容も違う約1,000人の作業員が集まっています。そんな大所帯で全員が心を一つにして安全に仕事をするために、キャッチボールを思いついたのです。キャッチボールは、「相手が捕りやすいよう体の中心に向かって投げ、相手はボールが逸れても体を動かしてしっかり捕る」という思いやりの繰り返し。チームワークの原点です。作業員全員が2人一組になって、相手を気遣いながら行う心のキャッチボールが、建設現場での安全・安心を高めるのです。

人は時として勘違いや思い込みなどでヒューマンエラーを起こすことも。それを防ぐ手だての一つが、対象を目視するだけでなく、指差しながら声に出して確認する「指差呼称」です。九州電気保安協会の職員はお客さまの電気設備の保守・点検をする際、指差呼称で一つ一つの項目をチェック。五感を総動員して安全を確認しています。

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