浮いて待て! 命を守る着衣泳

安心安全コラム

浮いて待て! 命を守る着衣泳

夏は涼を求めて水辺に親しむ人が増えますが、それに伴って水の事故も起こり得ます。もし服を着た状態で海に落ちてしまったら、どうしますか? 衣服が水を含んで重くなるため動きにくくなり、うまく泳げません。それでも無理に泳ぐと体力を消耗し、やがて体が動かなくなります。このような場合に命を守る自己救助方法は、水面に浮き続けて助けを待つこと。仰向けの姿勢で大の字になって体を水に浮かべ、体の力を抜いて呼吸を確保しながら、じっと救助を待つのです。これは「着衣泳」といい、日本で研究されて科学的に有効と立証された自己救助方法。「浮いて待て」は、「UITEMATE」という日本語のまま海外でも広まりつつあります。

もし海水浴中に雷が落ちたら、その電気は海の中を伝わり浜辺に達します。さらに濡れた砂にも伝わります。雷注意報が発令されたら直ちに海から上がり、建物や車(オープンカーは除く)の中に避難してください。

※参考/海上保安庁「海で安全に楽しむために(平成29年度版)」、消費者庁「海、川、湖沼地、プール等での『水の事故』に気を付けましょう」

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