安心安全コラム
ペットボトルは防災のマルチプレイヤー
防災グッズにペットボトルの水は必須。そのペットボトルの役目は水の保存だけではありません。例えば、懐中電灯を立ててその上に水が入ったペットボトルを置くだけで、光が乱反射してランタンのように広範囲を照らすことができます。また、お湯を半分ほど注いでタオルで巻けば湯たんぽ代わりに、暖を取るときに重宝します。空のペットボトルは浮き輪代わりになり、水害などで溺れている人を助けることもできます。次にペットボトルをハサミやナイフで切ってみましょう。縦半分に切ると深さのある皿になり、横半分に切れば下の部分はコップに※。斜め半分に切ると簡易スコップになり、地震や台風などでガラスが散乱した部屋を片付けるのにも役立ちます。軽くて強くて割れにくいペットボトルは、万能の防災用品なのです。
災害時に避難する場合は、もし停電していても分電盤のブレーカーを切り、ガスや水道の元栓を締めてください。電気やガスをそのままにしておくと、火事などの二次災害が起きる可能性があります。また、壊れたり水に浸かったりした電気機器は使わないでください。漏電して火災や感電の原因になる恐れがあります。
※ペットボトルで作った皿やコップを使うときは、切り口でケガしないように慎重に扱いましょう。