
エモ電旅
長崎県

【撮影:福島啓和】
今回の舞台は長崎県。
訪ねた場所は長崎県の大村湾に沿う穏やかな時間が流れる松原のまち。
長崎街道の宿場町として栄えた松原は古くから旅人を迎えてきただけに人柄も穏やか。
湾に面した街道を歩くと美しく保存された旅館の跡や鎮守の森に囲まれた神社。
子どもたちの声に溢れる公園や砂浜。
この地区だけでも映画が撮影できそうな歴史と現代の生活がバランスよく交わった見応えある街だ。

多分に漏れずこの景色に自然と馴染む電柱たちは、この街の人たちの生活に欠かせない電気を黙々と届け、街並みの風景を構成するディテールだと強く感じた。
そしてすぐそばには僕が愛する鉄道も走っている。
僕がシャッターを切らずにはいられない素材に溢れすぎる松原地区は本当に満たされる街だ。

撮影機材
Canon R8+ RF50mm F1.2 L USM
RF24-105mm F2.8 L USM Z